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関心を持てる事柄について

2016年の振り返り -罪と罰-

総じて

明確な目標無く漫然と過ごしてしまった印象がある。

昨日、友人との忘年会で「お前にとっての2016年を5文字で言うと?」という雑なフリに対して「罪と罰、だな…」と雑に返してみたけどあながち間違っていなかったかもしれない。

これまで怠惰に過ごした結果(罪)としての体重増加に対し、ジム通い(罰)で贖っているのだから…。


仕事

2015年末 ~ 2016年4月まではスタディサプリのリリースでかなり忙しかった。忙しさを言い訳にはできないがそれ以外ほとんど目に入っていなかったような気がする。

それが片付いてからの開放感とふわっとした気持ちを引きずってしまっているうちにまた年度末が近づいてきて忙しくなり…というサイクルに巻き込まれた。教育サービスをやっている以上このサイクルは不可避だと思う。関わりはじめて2年目なのでそろそろ慣れていきたい。

スタイル

あまり大きく変わっていない。

11月から部分的に KanbanFlow - Lean project management. Simplified. とか、付随するポモドーロタイマーとか使い始めた。でも厳密にはやっていない。

後述する不健康具合から集中力が欠けたと感じた時にスイッチを入れるために Slack と Jasper をオフにするのは良くやるようになった。


技術

ずっと Ruby on Rails と Backbone.js を仕事で触っていた他だと、ES6 とか React.js + Redux 構成のフロントエンド領域を申し訳程度に学んだ。これは2017年から仕事でも使う機会があるのでわりと打算的なところもある。

もうちょっと違うパラダイムや考え方の言語をやってみたいというのはなんとなく思った。

その他、対外的なアウトプットとしてどっか勉強会で一回登壇したいと思っていて【RMP×Quipper】Food&Drink meetup #4に出た。

また、GitHub で 10 stars 集める程度には承認される何かは作りたいな〜とゆるふわに考えていたが進捗ダメでした。 https://github.com/ohbarye/kpt-bot が最も近いが届かず。未達だが来年の目標は20とかにしたい。

開発環境

ソフトウェア

Sierra にアップデートしたけど大きな問題がなかった。

シェルを bash から zsh (Prezto) にしてかなり良い感じ。ただ、powerline 用に入れた Ricty フォントの一部 (太字の ij ) がぶっ壊れているのが気になるのでそのうち直す。

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RubyMine は機能を覚えてもさらに深い奥があって、相変わらず使いこなせているのかどうかわからない感じ。最近なんとなくターミナルも RubyMine 内で開くようになった。これは大きいディスプレイで作業している時は良いが 13 inch のラップトップだけだとだいぶキツイ。

ハードウェア

これまでハードウェアに全く凝ってこなかったしラップトップ一台で高い生産性が発揮できるほうが格好いいと思ってきた。だが、「他の方法を試してもいないのになぜそれが最適と思う?」という疑念を抱かされるちょっとしたきっかけがあって以下のキーボードとマウスを導入してみた。

Kensington SlimBlade Trackball

これは同僚推しの品。 普段から Macbook のトラックパッドを触りまくっていたので本当に代替になるのかと思っていたが1日で慣れてしまった。

Web ブラウジングGitHub で diff 見ながらのレビューの時に結構助かっている感じがある。

TrackballWorks ソフトウェアによるカスタマイズはほとんど行っていないが、マウスの移動速度だけはかなり速くしている。

MiSTEL BAROCCO MD600 分離式 メカニカルキーボード 英語配列 62キー CHERRY 茶軸

腱鞘炎と肩こり対策のつもりで買ってみたがこれが良かった。打鍵時の姿勢が変わって、背筋を伸ばして肩甲骨を寄せた姿勢で長時間タイピングできるようになった。肩こりは完治はしていないが悪化の一途に歯止めがかかっている感じがある。

また、茶軸のスコスコした打鍵感は自分にはかなり合っているようで、今のところ気持ちよくコーディングができている。

キーマクロは今のところ使いどころがあまり無い。


英語

進捗ダメでした。どうなりたいかを全く設定していなかった。

仕事で定常的にやり取りする英語(読み書き)はわりと定型化されているのでだいぶ前に能力が頭打ちになっている感がある。ある程度通じるレベルのブロークンな読み書きを脱して新しい表現を取り入れようと例文集の DUO をぱらぱらと読んで使ってみたりもしたが、定着した表現は30個もないぐらい。

リスニング・スピーキングにいたってはもっと厳しい。ぽつぽつとシャドウイングとかやっていたけどあんまり続いていない。 仕事で喋ったのは数える程度で、夏にロンドンの開発者が来てくれて2ヶ月ほど滞在していた時は毎日卓球したりたまに飲みに行ったりしたが、かなり手加減してもらっているのでぎりぎり話せている感があった。

とはいえ、全く伸びていない感じではないっぽくて、忘年会で日本語が流暢なアメリカ人と練習がてら英語で話してみたら意外といけたような気がする。宗教や移民、結婚といった common だけど deep に話せる話題で会話できてほんの少し自信がついた。


文化活動

Hip Hop

1月に Straight Outta Compton を観てから Hip Hop を少し好きになった。思想・思潮・変遷が俺が知るどの音楽よりも面白いし、知った上で聞くと不思議と "深み" を感じる。グルメな人が食材じゃなくて情報を食べてるのと同じ感じがするが、とにかく良いと感じるのだから仕方がない。

あとグローバルカンパニーの一員として、英語の歌やラップの一つもできないのは恥ずかしい(去年フィリピンの開発者が来てくれた忘年会で日本語のラップをやってしまったことをずっと後悔している)と思って N.W.A. の "F**k the Police" という曲を練習した。とりあえず2週間ぐらいかけて Ice Cube パートの歌詞もリズムも全て覚えたところで力尽きた。

Netflix

Hulu やめて Netflix に切り替えた。

Hip Hop 絡みでいうとオリジナルドラマの Get Down と Hip Hop Evolution がかなり良かった。前者は Hip Hop 黎明期のフィクションで、1970年頃のニューヨークやサウス・ブロンクスの事情とそこでなぜ Hip Hop が生まれたのかが見えてくる。対して後者はドキュメンタリーで、70s ~ 90s の Hip Hop の変遷と各時代の重要人物、アメリカ東西での差異などがわかる。たびたび挿入される各年代の有名曲から色々掘り下げて聞いていけるのも楽しい。特に Funky 4 + 1 の "That's The Joint" は仕事中も無限ループして聞いていたりする。

"SF ブラックコメディ" みたいに紹介された Black Mirror は世にも奇妙な物語みたいな感じで一話完結モノで良さそうだったのに数話観て「あまり合わないな」と思った。だが、その矢先、シーズン3の第4話である『サン・ジュニペロ』が Reddit で絶賛されているのを見て気になったので観てみたら非常に良かった。こういうのが観たかったんだよ…という感じ。なので最近は「このためだけでも Netflix に登録した価値があった」と言って人に勧めまくっている。

Hulu

Hulu やめた、と書いたけど正確に言うと「観たいコンテンツがなくなって解約したんだけど Walking Dead シーズン7が放映されて一時再契約した。で、終わったらまた解約した」。

映画

あまり観なかった。

インド映画の『PK』は宗教問題をコメディに昇華できていて良かった。主演アーミル・カーンのアンシャンレジームぶっ壊し系演技は過剰、ゆえに好きなんだけど、インドのような込み入った宗教事情がある国でこれを上演して本当に大丈夫か?と思った。「どの宗教をも貶める意図はない」と映画の前置きにもあったが、どう前置いてもそう受け取ってしまうことこそが盲信なのでは…。

アニメーションだと『君の名は』と『この世界の片隅に』を観た。

ゲーム

PS4 を買ってまず『The Last of Us』をプレイした。肝心のストーリーは一本道で若干の消化不良感はあったけど PS2 でゲーム体験が止まっている身からしたら全体的に「凄いよォ…」という印象。

しばらくして『ペルソナ5』をプレイした。とにかく良かったしサントラが欲しい。

『トリコ』とか『FF15』も気になったけど『ペルソナ5』より楽しめる気がしないので今のところ見送っている。

その他

観劇、落語、読書その他では特筆すべきことがぱっと思い浮かばないレベル。

音楽だと5月に来日した Victor Wooten のライブが凄かったのと、SUMMER SONIC で観た Pentatonix が良かったな〜ぐらい。

あと12月になんとなく思い立ってギターとベースを久しぶりに弾いて宅録の仕方を思い出したりしていた。グリスしただけで指がめちゃ痛くなった。


健康

冒頭に書いたように、2015年後半から2016年中盤まで結構不健康だった。

5月ぐらいに78kgぐらいで体重が高止まりしていた。自分の場合、1 ~ 3年周期で10kgぐらい増減するので気にしてなかったが、年々体重 Max 時の体調が悪くなってきたので見直したくなった。特に食後の胃やお腹の張りが気持ち悪くて午後の仕事の集中力に欠いたりした。

また、肩こりや背中・腰の痛みも結構あって辛かった。これらは60分2,980円のマッサージは何回か行ったが根本解決にならなかった。

ジム

というわけで8月末頃からジムに通うことにした。もう敬遠できない…。

区営のスポーツセンターなので会員費はなく、1回250円。最低週2回、多くて4回は行って筋トレ・有酸素運動・ストレッチをする。すぐ飽きるかと思ったのだが結構ハマっている。成果が数字ですぐフィードバックされるので「前回より重い重量を持ち上げられた」「前回より長く走れた」という実感が簡単に得られる。

筋トレ

1回の通ジムで、何らかのトレーニング x N 回(e.g. 腕立て15回、腹筋20回とか)を1セットとして20セットは必ずやる。だいたい、その倍の40セットやる。

本気で筋トレやっている人に比べたら全くもって俄でライトな内容なのであまり自慢することは無いのだが、オフラインのコミュニケーションでは「筋トレやってる」と宣言して、自分を追い込もうとしている。

最初はプロテインを飲まずに特茶を飲んでいたけど効果を最大化したいと思うようになり、近所のスーパーで売っているZABAS のミルクプロテインを飲むようになった。430ccで100kcal、タンパク質15g ぐらいで少なくとも特茶よりは良さそう。「プロテインは不味い」というイメージがあったけどこれは飲むヨーグルトみたいでむしろおいしい。来年はもっと本格的なやつを買う。

そういえば年越し忘年会直後に公園で5年ぶりぐらいに懸垂に挑戦してみたら数回できた。5年前は1回もできなかったので結構感動した。が、そのあと首と肩を痛めて元日から寝起きが悪かった…。

減量

「減量と筋肉の増強を同時に行うのは難しい」と『SOFT SKILLS』に書いてあったし、本当はどっちかに絞ったほうが良いのだと思う。しかし自分のモチベーションが保てるようにとりあえず全身の筋肉増強しつつ体重も減れば良いかなという感じ。

上記の筋トレ20セット後に10 ~ 20分のウォーキング or サイクリングで汗をかきつつ筋肉の回復を待って、また筋トレに戻って…を繰り返している。

ちなみに体重の方の成果は、現在 72.2kg で - 5.7kg / 3ヶ月なのでそれなりに出ていると思う。ベルトの穴は2つ縮まった。


あとはちょっとした映像作成したり香川や京都に旅行に行ったり VR を体験したり引っ越したりした。2017年も引っ越したい。