2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧
第155回芥川賞受賞作『コンビニ人間』を読んだ。 かなり良かった。共感性のない主人公が"普通"を模索するためにとった策は「理想のコンビニ店員を演じる」というもので、コメディともとれる軽妙な読み心地で通俗小説的でありつつも、疎外論を通じた現代批判…
第164回芥川賞受賞作『推し、燃ゆ』を読んだ。 まず初めから最後まで終始「読みにくい」と感じた。この小説は初めから終わりまで女子高校生の視点、価値観、環境、思考によって描写されている体裁なのと、"推し"を自分の背骨として取り込むような経験のない…
かねてより人間、とりわけ労働者や従業員をリソースと呼ぶことについて批判的な意見を聞くことがあった。 2018 Don't call people resources - Ben Linders 2021 社員を「リソース」と呼んではいけない――。 | d's JOURNAL(dsj)- 理想の人事へ、ショートカ…