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関心を持てる事柄について

最後の1-on-1でEngineering Managerとしての自分へフィードバックを貰えて良かった話

昨年9月にQuipperに入社した@ujihisaさんという方のEngineering Managerを9ヶ月のあいだ務めました。

5月末をもって彼のマネジャーが変わる*1ため、僕がEngineering Managerとして行う最後の1-on-1が行われたのが去る日令和元年五月二十二日。その中で「僕が9ヶ月間Engineering Managerとしてどうだったか」についてフィードバックを貰えて非常に良い体験だったのでそのことについて書きます。

フィードバックのメモ

いつも1-on-1で使っているGoogle documentをそのままスクショして貼ります。

なお、「このメモはフリー素材として使って良い」との許諾をこちらから切り出す前に彼から提言してもらいました。いやー、そういうところが凄いんだよな。

特に事前準備もしてもらわずに先制質問したようす

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ポジティブなところを挙げてもらっているところ

褒められ慣れていないので終始embarrassing

(マネジャーではあったが事情によりずっと違うチームでの開発だったのでそのへんのフィードバックチャンスを逸したのが残念)

改善点があれば聞きたい!と突っついたようす

フィードバック力が高い

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ネガティブフィードバックを貰おうとしたときにすごい気付きがあった様子

僕をふらっと捕まえづらい状態が一時期続いたのはさすがに良くなかったと反省していたので図星の反省。 このことが彼にとってクリティカルな問題を引き起こしはしなかったけど、他ならぬ僕自身にとっての困りごとだった。

また、ロールモデルが近くにいない」は僕がぼんやり感じていたことをずばり言い当ててくれました。ここでいうロールモデルは完全上位互換を指して言っています。これまで僕はいろんな方のいろんな強いところを組み合わせた空想上のキメラロールモデルをただぼんやり描いていたけれども、自分の完全上位互換がロールモデルとして身近にいる状態だとモチベーションやプレッシャーが全く違ってくるんだろうなぁ。

この指摘は本当に僕にぶっ刺さっていて、2日経ってもまだ抜けない

1-on-1について語るようす

週1回20分をずっとやってました。

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1-on-1についてのフィードバック

物理的に同じ部屋でやったり、リモートのときはZoomでつないだりしてました。中でも1-on-1の日に最寄り駅で偶然遭遇したときにやった"電車内1-on-1"には圧倒的新規性があって良かったです。


マネジャーがフィードバックを貰う機会を増やす

1-on-1などの対話ではメンバーの話を聞くことが多いのでEngineering Managerとしてのフィードバックを貰う機会はさほど多くない。(自分の上司から評価を貰う機会はあるけれども)

意識して増やすか、意識せずともフィードバックが集まるような仕組みづくりをしたい。

フィードバックを貰う勇気

正直「自分マネジャーとしてどう?」と聞くのはこわい、勇気が必要。

「ぜんぜん仕事してないように見える」とか「空回りしてないすか?」とか「自分にはマネジャーいらないんで何もしないでください」とか言われると相当凹むと思う。*2

まぁでも、そうした率直なフィードバックは凹むけど改善に繋げられるのでありがたくて、もし心にもないお世辞など言われようものならその時点で「うわ〜〜〜どこからやり直せばいいんだ…おれたちは…」という感じになりますよね、本当。

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って感じになると思います、本当。


余談

メモの最後に残された謎の言葉────

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:goodpoem:

*1:ujihisaさんが5月末にカナダに移住予定。異動的なものが発生してマネジャーが変わる

*2:今の会社にそういうことを言う人はいないと思うけど、ついついそういうケースを考えてしまう性(さが)