あらすじ
ダニエル・アトラスら4人の男女で構成されたマジシャンチーム“フォー・ホースメン”がラスベガスでショーを行うのと同時にパリの銀行から金を盗み出すという大技を行う。FBI特別捜査官のディラン・ローズとインターポールが彼らの犯罪を阻止しようとするが、失敗して途方に暮れ、マジックの種明かしの名手サディアス・ブラッドリーに助けを求める。 グランド・イリュージョン (映画) - Wikipedia
良かったところ
映像美もあるし題材ならではの謎解き感もあるし、何よりクライムサスペンスなので全体的にスカッとして良かった。テンポもよい。
4人組のキャラクターもそれぞれ魅力的だし俳優陣も良い。特にゾンビランドのコロンバスとタラハシのコンビの再演は熱い。
惜しいところ
原題
マジシャンの常套句を使っている原題の方がどう考えても格好良いと思う。
というか “Now you see me” (見えますね) を使わないと作品の中の “Now you don’t!” (はい消えた!) が通じなくなるというか、軽くなってしまうような…。
CG過剰
「いやぁーそれは無理でしょ」と突っ込みたくなるようなショーマジックを観ていると「うーん、映画だなぁ」と一歩引いてしまう。実際のマジックも「いやぁー無理でしょ」というものなんだろうけど、ライブ感ゆえにそこに注意はいかない("近づくほど見えなくなる"から)。
映像の面白さとしては"有り"だし、必然性があってそう描かざるを得ない"映画的な嘘"については物凄く好きなのだが、一歩惜しかった印象。