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関心を持てる事柄について

2025年に買ってよかったもの、買わなくてもよかったもの

生活・趣味で2025年に買ってよかったもの、買わなくてもよかったもの。

ちなみに、振り返るにあたってAmazonでの購入商品一覧を得るには GitHub - rs-techdev/Bookmarklet を利用した。

買ってよかったもの

Addictive Drums 2: Custom Collection

いきなり趣味ですが。

バンドマンとしてデモ作りや宅録DAWを触るぐらいの状態が長く続いていたが、ちょっとした依頼でドラム音源を用意せざるを得なくなり、ついにドラム音源ソフトウェアを買った。

www.xlnaudio.com

これまでやる気が出なかった理由の大半はプリセットのドラム音源がしょぼかったから......なはず。2026年の活動にご期待ください。

マルマン スケッチブック B6 24枚

設計のスケッチや脳内整理のためのメモ帳として使い始めた。てきとうな余った紙の裏に書くよりも快適で気分良くなれるので、ぜひ文具店などで手に取ってみてほしい。

良い紙は良い。

AIYIMA S400 100Wブックシェルフアクティブスピーカー

デスク周りの音響環境にこだわってなかったが 【レビュー】Aiyima S400改良版でUSB DACを搭載しPC接続も可能に! - ヨーイチ | イヤホン・デスクトップオーディオ部 YT を読んで購入を決めた。

これまで音楽鑑賞や音源チェックには AKG プロフェッショナルスタジオモニター・セミオープンヘッドフォン K240MK2 【国内正規品】 を使っていたがヘッドフォンなしでもいろいろできるようになり、気に入っている。

後述する安いスピーカーを何個も買い換えるよりこれぐらいのを先に買うべきだったな。

山崎実業 マグネット水切りワイパー tower

同僚のすすめにて購入。水切りを毎度やるのは面倒かと思っていたが案外楽しく、風呂場の鏡にウロコ汚れがつかなくなった実益もある。

貝印ピーラー

これも同僚の推薦。かぼちゃのような硬い皮にも通用するすごいやつ。

100円ショップの安いピーラーを頻繁に買い替えていたが、二度と買わなくていい。

ベルーナ(BELLUNA) カーテン 遮光

引越しに伴い窓数が増え、カーテンが足りなくなったので購入。通常のカーテンでは漏れる光も完全にカットできるので眩しくて目が覚めることがなくなった。

4枚セットと書いてあるが遮光カーテン2枚 + レースカーテン2枚だったりするので気をつけてほしい。

ストレッチポール

巻き肩からくる背中と首肩の痛み対策。朝と風呂上がりにずっと使用していたら胸の開きはだいぶよくなってきた。DAISOで買った500円ぐらいのフォームローラーと併用している。

特別この商品が良いのかはわからない。

オーラルケア フロアフロス

長らく糸ようじを使っていたが歯の隙間が狭いときにちぎれてしまうのがストレスだった。歯科衛生士に推薦されてこちらのフロスに変更した。

他のフロス製品も過去に1つ試していたが、こちらのほうがちぎれにくく、歯の間に通したときに広がるので汚れをとりやすくて良い。

Google Pixel 7 Pro ガラスフィルム

一回落として2万円以上かかるディスプレイ交換を経験したのでガラスフィルムを貼ることにした。

そして貼った数ヶ月後にまたスマホを落としてしまった。その際にガラスフィルムだけが割れて本体のディスプレイが無事だったことに感動し、元を取った気になれた。

CleanShot X

スクリーンショット、画面収録、ハイライト、画像加工など多機能かつ使いやすい。用途ごとに個別のソフトウェアをインストールするのが不要になってありがたい。

cleanshot.com

購入したのはワンショットで支払うライセンス。初めは高いか?と思ったが仕事でもしょっちゅう使っているので確実に元は取れている。

Suno月額プラン

買ったものとしてサブスクリプションサービスをあげるのはどうなのだと思ったがお金を払ってよかったもの。最先端の音楽生成がどんなものかいろいろ試せてよかった。

suno.com

無料でも数十回ぐらいの楽曲生成はできるものの、たくさんリテイクさせたりステム音源やWAVファイルをダウンロードして手元で加工したりアレンジしようとすると無料プランは物足りないので課金した。

"バンドマン兼ライトDTMerとしてのAI活用"みたいな話は別途書いてみたい。

買わなくてもよかったもの

FUNLOGY Speaker (PCスピーカー)

デスク周りになにかスピーカーを置くか〜と思って購入。千円代にしては悪くなかったのだけど、1ヶ月ほどで左側のスピーカーから音が出なくなり... 使い物にならなくなったため先述のスピーカーに交代。

リンクジャパン eAir 二酸化炭素濃度計

自宅の住環境が良いのか悪いのか知りたくて購入。二酸化炭素濃度と、体感する空気の良し悪しは重なっている時もあればそうで無い時もあり。いちおう高濃度になったら換気したりといった行動には繋がっている。

今も現役で使用しているが、無いなら無いでそこまで困らなかったなという物。

HOKA CLIFTON 10

履き心地がとても良く長時間歩けるという評判だったので膝を痛めていた妻向けに購入した。だがしかし、骨格や筋肉量の関係でかえって悪化し、今度は足底筋膜炎になってしまった...。柔道整復師、医師それぞれの所見としても合わない靴に起因する可能性が高いとのことだったので泣く泣くセカンダリーマーケットで売却した。

https://www.hoka.com/jp/clifton-10/1162031.html

アフィリエイト記事の最後にこれを貼ったのは戒めである。特に健康関連の器具・装具については気をつけていただきたい。

「こんな複雑なことをしないといけないのはおかしい」というソフトウェアエンジニアの勘

時折、「やりたいことに対してこんな複雑なことをしないといけないのはおかしい」という感覚がはたらく。ソフトウェアエンジニアの勘といってもいい。

FizzBuzz Enterprise Editionプログラマジョークとして解されるが、実際のエンジニアリングではもっと微妙な形で表れる。たとえば設計やコードレビューの最中に「こうしたらどうなるだろうか」と思いつき、提案を実装した結果として管理すべき状態やコード量が減ったりする。(関連: 状態、結合、複雑性、コード量の順に最適化する - valid,invalid)

あるいはシステム要件や仕様について話す中で表出することも多い。「新しい画面を作ってこういう情報を見せたい」であったり「ツールAと双方向に同期して検索したい」といった言葉からよくよく要求を聞いてみると、既存機能で代替ができたり、大仰なインテグレーションは不要だと気づく。

不要な仕事を減らす能力

"No, AI is not Making Engineers 10x as Productive" (2025-08) ではAIはエンジニアを10倍生産的にはしない、という主張ととも不要な仕事を減らす能力の重要性が述べられていた。

(同記事の筆者が仕事を通じて見知った) 10x Engineerはコードを書くのが10倍早いわけではなく不要な作業を未然に防ぐ能力を持つ人だったと。PMを説得して実行不可能なタスクを止める、不要に複雑な開発を止める、DXに投資して全員の時間を節約する、将来のために自分の作業を文書化する...こうした活動が組織内で積み重なって10倍の差がつくことがある。

ここでは単なる勘ではなく能力 (ability) と表現しているが、自分が感じているものともかなり重なっているように思う。

ソフトウェアの設計は複雑性を管理する作業である

"What Is Software Design?" にて1992年に指摘されたことではあるが、高々数十〜数百行のコードで実行できる処理はとても複雑な内容でありうる。この点においてソフトウェアエンジニアリングにおける設計はその他のエンジニアリング分野からすると極めて特殊である。

ソフトウェアのような複雑なものをこれだけの短時間で設計できるのはほかのエンジニアリング分野では(少なくとも当時は)みられなかった。これがソフトウェアの複雑性が短期間で膨れ上がる原因でもあり、ソフトウェアの設計は複雑性を管理する作業である、とされた。

複雑性の爆発に対する不安

この「複雑性の管理」という視点で現在の開発環境を見直すと、当時とは質の違う問題が見えてくる。

30年以上が経過したいま、コード1行あたりの実現する処理の量はさらに増え、AI/LLMを用いることで自然言語1行から大量のコードおよび裏側の複雑性を生産できるようになった。しかも、そのトリガーを引けるのが専門のソフトウェアエンジニアだけではなくなってきている。

クリティカルな業務領域では、要件定義やコードレビューといった従来のプロセスを通じて、複雑性を押し留めようとする不断の活動が続いている。一方で、これまで以上に多くの人が新たな複雑性を生み出しつづけている、という構図もある。増大する複雑性の総体にどう立ち向かうべきか、この増大はいつしか手に負えなくなるのでは、と感じさせられる場面もある。

先の"No, AI is not Making Engineers 10x as Productive"が述べるAIコーディングエージェントは不要な作業を防ぐことはほとんどしない。それどころか、AIはしばしば性急な作業や過剰な構築を助長している*1という指摘は自分の不安を言い当てている。

これまで培ってきた「こんな複雑なことをしないといけないのはおかしい」という勘や不要な作業を防ぐ能力。これらに対して無頓着に逆行する振る舞いが、ソフトウェアエンジニアのAIに対する不安視の一端のように思う。


こうした勘や経験知、能力をフィードバックしたりコンテキストとして与えるべき、ガードレールを敷いたり方向づけをしていくべき、という方法論は知っている。

モデルプロバイダーやツール側の進化や創意工夫に学びつつ、自分が管理する領域や分野において同様の還元ができるかどうか、複雑性を管理するソフトウェアエンジニアの役割が問い直されていると感じる。

このような文章を書くと、オールドタイプがジョブセキュリティの不安からポジショントークしていると見えるかもしれないが、変化それ自体は面白くも感じている。

*1:2025年8月時点の記述である点に留意

カフェイン摂取を1日やめたら不調だった

毎日すくなくとも1杯程度はコーヒーを飲む、つまり100mg以上のカフェインを摂取する生活をずっと続けてきた。

今週木曜日にたまたま飲む機会を逸したところ、夕方から翌日にかけて強めの頭痛に見舞われた。

金曜朝にいつもより早めにコーヒーを飲んでカフェイン摂取して和らいだものの不安だったので鎮痛剤を飲んでことなきを得たが、なるほど。これが"離脱症状"────

「発言は個人のものであり所属と関係ありません」という表明をするより所属を書かない方が効果的

SNSのプロフィール欄やブログ記事内でよく見かける「発言は個人のものであり所属と関係ありません*1」という表明に効力があるのだろうかと気になり、少し調べたところ先行研究があった。

2023. Caleb T. Carr, Rebecca A. Hayes, Cameron W. Piercy “Posts are my own”: Effects of Social Media Disclaimers on Perceptions of Employees and Their Organizations from Tweets

173名の参加者を対象にTwitter (現X) 上で「意見は個人のものです。リツイート≠支持」という免責表明がある場合とない場合で、投稿が個人および所属組織の評価に与える影響を比較した実証実験。

その結果は ポジティブな投稿は本人と組織の両方の評価を向上させ、ネガティブな投稿は両方の評価を低下させた。また、この効果は免責表明の有無に関わらず同程度だったことから 免責表明に効力はない と結論づけている。

免責表明があっても、能動的な投稿内容(意図的に「与えられる」手がかり, actively given cues)が、受動的なプロフィール文(「漏れる」手がかり, passively given off cues)より強く作用するとのこと。​

免責表明を使用するよりも従業員に個人アカウントから組織への言及自体を省略させる方が効果的だという実務的提言もなされていた。


なお、この記事の内容は自分の意見ではなく調べたことをメモしたものに過ぎない。

*1:"Posts are my own", "Opinions are my own" etc.

今年もRentioで加湿器をレンタルした

今年もRentioで加湿器をレンタルした。

使わない家具や家電を仕舞っておくスペースがないので、通年で利用しないものはレンタルするようにしている...と言うとレンタル代がかさむ生活をしているように聞こえるが、そうした家電の代表格にして唯一のものが加湿器である。

今年は象印のスチーム式加湿器EE-DC50をレンタルした。

12月の指定日に自宅に郵送してもらい、2月か3月あたりに引き取りに来てもらって返却するだけ。便利。

象印

スタディサプリの開発に携わっていた頃、講義動画に出演している講師の方が「喉を使う職業なので加湿器にこだわっており、象印の加湿器を愛用しています」と言っていたことを今でも覚えている。

クーポン

Rentioは毎年Kaigi on Railsでクーポンを配って頂いていてありがたく頂戴している。だが、残念ながら象印の加湿器全般には利用できないようす。

ただ、昨年は「せっかくもらったのだから気になっているが買う決断ができない家電をお試しするために使おう」と、シャープ ヘルシオ ホットクック KN-HW10G、パナソニック フードプロセッサー MK-K82をレンタルした。結果、どちらも自宅には不要だということが760円で判明した。

クーポンのおかげで余計な出費をせずにすみ、とても感謝している。折角なのでお友だち紹介プログラムURLを貼っておく。

www.rentio.jp

ランニングシューズ1号としてSupernova Rise 2 Running買った

おおむね週1、よくて週2〜3日で軽めのランニングをしている。

基本的に道具にこだわらず、形から入らないタイプ*1なので、靴もまったくこだわりなく(いつ買ったかも覚えていない)ASICSのシューズを何年も使っていた。

「初心者おすすめシューズ」的な動画がレコメンドされてきた折に「買うならこれかな〜」と踏んだアフィリンク先に行ったらSupernova Rise 2 Runningが半額近い値段で売られていた*2

靴領域における小売希望価格と市場価格の関係性はよく知らないが、公式サイトによると定価は15,400円らしい。

www.adidas.jp

しかも自分の足のサイズだけ安値となっていて他のサイズはすべて10,000円以上のままだった。このことに"縁-えにし-"を感じてしまい、購入するに至った。普段なら選ばないカラーリングだがそれもまた良い。

早速履いて走ってみると安シューズとは確かに違うな...と、"接地感"や"ガイド"など動画で仕入れたばかりの知識と感覚を紐づける時間がまあまあ楽しい。

*1:ジャンルにもよるが

*2:ブラックフライデーのためかと思ったが今でも安い

筆無精

業務や趣味で関心のあることをCosense (Scrapbox) にまとめるようになり7年以上が経ち、知識やノウハウをブログ記事としてスナップショットを取るモチベーションは無くなりつつある。書く機会があるとしたら何かを達成したタイミングや所属会社等への寄稿ぐらいだ。

そういった訳でこのブログは筆無精きわまる状況だったのだが、昨今感じ入るところがありブログをもうちょっと書いてみようと思うに至った。

なにも技術的なトピックでなくとも他愛ない日常や感情のスナップショットを残したり、それらが見知る人に届くことに意味を感じられそうな気がしている。