今年に入ってから毎日やったことをGoogle Calendarに記録するようにしており、5ヶ月続いているので習慣化できてきた。
やったことを書くと言っても大それたことではなく、生活をちゃんとやっているな〜と自分で認められるようなこと、日記を書くほどでもないことを箇条書きにしているだけ。*1
- ランニングや筋トレをした
- RSSリーダーに溜まっている記事を消化した
- 行ったことのない店に行った
- コーヒー豆を買った
- 楽器を弾いた
- 他にもクラフトコーラを作ったとか、図書館に寄ってレコードを聞いたとか、なにか新しいことをやったとか
ほとんどはやったあとに事後で記入しているが、翌日や週末にやりたいことを前もって書くこともある。
始めたきっかけは昨年末に読んでいた2つの本で、異なる目的で似たような手法を紹介していて面白そうだと思ったから。
1つ目の本は『不老長寿メソッド 死ぬまで若いは武器になる』。タイトルはうさんくさいがかなり健康意識を高めつつHowも提供してくれるので気に入っているし知人に推薦している。
睡眠改善のテクニックの1つとして紹介されていたブレインダンプという手法が僕のやっていることに近い。2018年の研究が紹介されており、寝る前に次のことを書き出すことで眠りにつくまでの時間が平均9分早くなったという。
- 明日やらなければならないこと
- 今日成し遂げたこと
ちなみに9分早く眠れると聞いても大したことなさそうだが睡眠薬の効果とほぼ同じらしい。
もともと睡眠難民ではないほうだけど引き続き寝つきよく過ごせている要因の1つはブレインダンプによるものかもしれない。
2つ目は『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』で習慣トラッカーと紹介されているもの。習慣にしたい行動を決め、行動したらカレンダーに書き込むというシンプルな記録法だ。
僕のやっている記録は特定の習慣にフォーカスしているわけではないので厳密には同書のやり方とは違う。だが、記録のおかげで実際に続くようになった習慣もあり、「習慣トラッカーではやったことが目に見え、前進を実感しやすく、記録すること自体が報酬となって満足度を得られる」という主張に完全に同意するところとなった。
たまに"何も記録することがない日"もあるのだが、そうした日が2日や3日連続しないように意識して生活するようになったのは、「最初の過ちはアクシデントであり、それだけであなたを駄目にするものではない。駄目にするのはそのあとに続く負のスパイラルである」という一節の影響を受けている。
僕は使っていないけど習慣トラッカーテンプレートも公開されている。
LLMの発展を目の当たりにして「なんでもいいからとにかくテキストや音声で記録を残しておく」ことの重要性をひしひし感じている。このような取り組みで残した記録もやがて面白い形で二次利用できたら良い。*2
というカッコつけた理由もありつつ、なんか最近いろんなことを忘れていってしまうんだよな。忘れてもいいけど、思い出せる外部記憶装置がほしい。
...ということをshibayu36さんの記事を読んで思い出し、目的は違えど自分も記録に残しておきたくなったのだった。