buidersconは2017年に初めて参加したときにとても刺激を受け、そのおかげで2018年に自分が登壇やOSS活動がんばる気力になったぐらい、(勝手な)思い入れがあるカンファレンス。今年で3年連続の参加になる。
特に印象に残ったセッション
全部で9本のセッションに参加し、その中でも特に"Discover something new"したもの、心が動いたものは以下の3つ。
コンパイラを作ってみよう
コンパイラをつくってみよう - builderscon tokyo 2019
これは自分の今の気持ちに刺さったので#builderscon 「コンパイラをつくってみよう」に触発されてRubyでも書いてみた - valid,invalidにも書いたようにすぐ実践してみた。
DQNEOさんの発表に触発されてアレのRuby版のコンパイラ書いてみる
— ohbarye aka 広島の粗大ゴミ (@ohbarye) August 30, 2019
一歩でも自分の知識が深まるような実践に繋がってよかった。
形式手法による分散システムの検証
形式手法による分散システムの検証 - builderscon tokyo 2019
形式手法に関する事前知識はほとんどなかったけれどもその概要から実践的なモデルケースの解説まで非常にわかりやすかった。自分もやってみようかなという気持ちになった。
形式手法のこと何も知らなかったけど分散システムの検証というケーススタディがとてもわかりやすくて面白かった。開発以前の設計段階から検証ができるという嬉しさも理解した / “形式手法による分散システムの検証 #builderscon / builderscon tokyo 2019 - Speaker Deck” https://t.co/UwnPT9PQkd
— ohbarye aka 広島の粗大ゴミ (@ohbarye) August 31, 2019
これまで「形式手法はソフトウェアテスト手法の一種かな?」ぐらいの雑な認識で実装の間または後ぐらいに位置づけられると勝手に思っていたのだが、開発/テストを待たずにシステムの設計を検証できるものということがわかってよかった。設計自体へのレビューと捉える方が自分にとってはしっくりきたし、実用したいと思えた。「常に、生産過程のなるべく早い時点で誤りに気づかなければいけない」*1ので設計時点で齟齬に気づきたい。
もしもハッカーの「サイバー攻撃日誌」が読めたら
もしもハッカーの「サイバー攻撃日誌」が読めたら - builderscon tokyo 2019
これは…かつてなくワクワクするセッション。
サイバー攻撃をセキュリティ診断として実施する会社いわば「いろんな会社を攻撃する仕事」があるというので「一企業の中にもそういう部門があるぐらいだし、まぁそれはありそう」というぐらいの印象だったのだが、実際にプレゼンが始まってみるとその本格度の高さに終始ひきこまれた。技術的についていけないことがあるだけでなく、ソーシャルハッキングなどの人的側面からの攻撃も多分に有効であるということがわかり、自分ではまったく守りきれる気がしない…。
内容は公開できないとのことだが、「(クラッカーとして)二要素認証は攻めづらいので嫌い」の一言は持ち帰って拡散しても良さそう。
改善してもらえると嬉しい点
あらかじめ書いておくと、どちらも自分にとってのbuildersconの価値を毀損するほどのものではないです。
前夜祭で最後席付近のスタッフ(?)の私語の声が大きく、登壇者のプレゼンがたびたび聞こえなくなるほどだった。これがそこそこつらかったのと、そのとき体力気力があまりなかったこともあって前夜祭は中途で抜けて帰った。アルコール入っている人ぽくて怖かったのと、前夜祭ってお酒飲みつつ盛り上がるものでしょと言われたらそれまでなので直接言えなかったけど、その場で一言いえばよかったかなぁ。
また、こちらは会場の都合もあるので言いがかりに近くて申し訳ない…が、温度調整でダメージを受けました。
#builderscon #bcniwa の端っこに席に座ってたら冷房きつくて体が冷えてお腹痛くなってしまったので皆さんも気をつけてください
— ohbarye aka 広島の粗大ゴミ (@ohbarye) August 30, 2019
ランチ
イベント側提供のランチもとてもありがたいが、せっかく普段行かない土地に行くのだからその土地でしか食べれないものを食べたくなってしまうので、その土地でしか食べれないものを食べました。
どちらも本当に素晴らしかったので北千住に行くことがあれば再訪するぞ!!
*1:『HIGH OUTPUT MANAGEMET』に書いてあった気がする