読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

valid,invalid

関心を持てる事柄について

日陰者のサクセスストーリー『ピッチ・パーフェクト』は音楽と青春の輝きに満ちている

映画 感想文

2015/5/29に公開された『ピッチ・パーフェクト』観てきた感想書く。 とりあえずこの動画に大体詰まってるので見て欲しい。 www.youtube.com

これで何も感じなかったらここから先は読む必要はないかもしれない。。 ちなみにストーリーはいたってシンプルなのでネタバレするが気にしなくて良いと思う。

あらすじ

音楽業界での成功を夢見るベッカは意に反して入学した大学で、アカペラの世界に遭遇。ダサいと思っていたけれど、活動を続けるうちに奥の深さに開眼。しかも「積極的には友だちになりたくない」タイプと思っていた風変わりなメンバーたちと声を合わせることで信じられないくらいに素敵なハーモニーが生まれることも発見。競争激しい大学アカペラ界の頂点を目指し、ベッカと仲間たちの挑戦が始まる!

映画『ピッチ・パーフェクト』公式サイト 5月29日 全国ロードショー

とにかく音楽の力技

ストーリーはよくある青春サクセスストーリーなので「どうせ成功するんでしょ?」って感じかもしれない。

それでも何が面白いかってとにかく"音楽の力技"とでも言いたくなるぐらいアカペラのシーンが大量に盛り込まれてて、そのアレンジや表現に毎度鳥肌が立つ。

最近のアカペラはヒューマンビートボックスやラップも取り入れ、時代やジャンルを問わなくなってきているらしい。作中の選曲も本当に幅が広くて面白い。

コメディセンス

どのシーンもほぼコメディ。コメディと音楽の組み合わせって点では『スクールオブロック』に近いけど、より過激で面白い。イカれたヤツらがイカれたセリフを飛ばしまくるのは最高。

日陰者たちの輝き

この映画の音楽の素晴らしさやコメディセンスは誰にでも感じ取れるものだ。個人的に最も心にグッと来たのは、これだけ素晴らしいアカペラを演じる"バーデン・ベラーズ"の構成員がみな日陰者だということ。

緊張に弱いキャプテン、バカにされる前にバカにするデブ、レズビアン、ギャンブラー、セックス依存症、犯罪者(?)… 主人公のベッカは美人で音楽の才能がありそうだが、他人を受け入れることができず孤独に逃げる癖がある。 大学のサークルによくこれだけキャラの濃いメンバが集まるものだと思う。

だが、こうした弱さを抱える日陰者だからこそ、彼女らが弱さを含む自分をさらけ出して生み出すステージングが実に生き生きとした精神の解放となる。青春が"輝いている"。どこかで聞いたが、どんな人間にもこうして輝ける瞬間があるものだ という希望や喜びに満ちている。その輝きが美しいアカペラと重なることでより心に染み入る。

この輝きのチャンスを得られたのは"ベラーズ"のメンバーだけではない。"ベラーズ "のライバル"トレブルメーカーズ"のオーディションに落ちてしまったものの、陰で応援を続けてきたオタクのベンジー。彼もまた最終ステージでチャンスをものにし、憧れ続けた"トレブルメーカーズ"のセンターでソロを歌っていて涙が出た。

個人的に好きなミュージックシーンを二つ

"Riff Off"

"Riff Off"はテーマに応じた楽曲を各アカペラサークルが即興で演じる歌合戦ゲーム。歌詞の単語が同じタイミングで割り込みが許されていて、掛け合いが見ていて気持ちよい。本当にこんな文化があるのか?

www.youtube.com

"Cups"

主人公ベッカがアカペラサークルのオーディションに遅れてやってきて一人で歌を披露するシーン。天才肌のキャラクターが一瞬で伝わる。

www.youtube.com

ちなみに"Cups"はこの映画からシングルカットされて全米チャート6位にまで登り、また、"Cups"の真似をする動画がYoutubeに大量にアップロードされたとのこと。

ピッチ・パーフェクト2も今秋上陸予定

アメリカでは『ピッチ・パーフェクト』の続編、2が現在公開中とのこと。日本でも秋に公開予定なのでこちらもぜひ観たい。

"Riff Off"のバトルシーンもハイレベルになって返ってくるっぽい。

www.youtube.com

2015/6/6 追記

サウンドトラックも5/27に出てたので買った。毎日聞いてる。 日本盤の方が高いけど曲数多いから満足してる。